大ショッピングセンターの近くにひっそりと佇む

100_3433.JPG棟の物置スペース

<コンセプト>
ひとつの山の木で家を建てる醍醐味を極めます。
土台、柱、梁はもちろん、屋根下地、壁下地の小さな木まで高知県梼原町の木です。
加工は、大工の手加工(手刻み)。イマドキなかなかお目にかかれません。
木造軸組の宿命的な課題に挑戦しました。

■ポイント1 すべて丸ごと。高知県梼原町のFSC木材
・ひとつの山の木で家を建てる
・持続可能な林業経営=森林保護に貢献
 木を切らない→山が荒れる→保水力の低下→水害・土砂崩れ→海も死ぬ
 詳しく知りたい方は 「森が消えれば海も死ぬ」講談社 ブルーバックス など参考書多数

■ポイント2 木造軸組の弱点の克服にチャレンジ
・通し柱は、三方、四方から梁がかかる
・それぞれの梁が、柱の胴体を切り欠いている
・普通の通し柱は、切り欠いた残りがごくわずか
・そこで、ふつうの柱よりも45mmも太いものを使用した。(105×150)

■ポイント3 大がかりな耐震金物は使用しない
・耐震壁をできるだけ、まんべんなく配置し、柱の引き抜き防止の金物(ホールダウン金物など)を小さいものに抑えた
・構造計算上はOKでも、一箇所に大きな力が集中すると、木が裂けたりすることがあるので、できるだけ分散した方が良い。
・なおかつ、金物と木の込み栓を併用し、構造材を痛めないように配慮している。

■ポイント4 ボルト類にはバネ付き座金を使用
・木は、いくら乾燥していても、長期には収縮する。
・それでもボルトがゆるまないように、座金にバネが付いているものを使用した。

■ポイント5 主要な構造壁はダイライトを使用
・構造用合板に近いが、湿気をよく通すので、内部結露しにくい
・筋交いに比べて、倒壊に至るまでの力は強い
・硬いけれども脆い、という弱点はあるが、実働実験で耐力は証明された。

所在地
箕面市
地積
106・00㎡(32・12坪)
建築面積
55・35㎡ 建築面積の敷地面積に対する割合 52・21%
延べ面積
73・19㎡(22・17坪) 延べ面積の敷地面積に対する割合 69・04%
階数
2階建 (1階 55・35㎡ 2階 17・84㎡ )
工法
木造在来軸組
断熱
パーフェクトバリア
屋根
コロニアルグラッサ
外壁
色モルタル掻き落とし 通気工法

<家造りに関わったスタッフ>
プロデュース:NPO《いい家塾》塾長 釜中 明
設計監理:明月社 山岸 飛鳥(一級建築士)
建築施工:株式会社 山本博工務店
木材提供:FSC認証 梼原町森林組合