共有スペースと個人のスペースをうまく間取った家

    senriyama_out.jpgヨーロッパ風のおしゃれな外観

    <コンセプト>
    約80年前に阪急電鉄によって拓(ひら)かれた千里山の住宅地。
    ここで生まれ育った三姉妹が再び集まり、より添って住む家にしたいと計画がスタートしました。
    「姉妹」とはいえそれぞれに独立した子も孫もいる三世帯。
    居住者は4人ですが、集まる時の事を考えて相応のスペースを確保すると210㎡(64坪)という大き目の延床面積になりました。
    空間に対する思い入れを形にすべく露(アラ)ワシの丸太梁や傾斜天井を支える登り梁などバリエーション豊かな小屋組みとなりました。
    又、柱は全て4寸角、梁成(はりせい)も通常の約2割増しとし強度と共に安心感の増大にもつながってます。ひとつ屋根の下というイメージを形にした切妻大屋根の堂々たる外観と共に見どころの多い、骨太の家です。

    <設計者のコメント>
    1、日本のニュータウンの先駆けとして80年の歴史を持つこの地区のイメージを大切にし、周辺環境になじみ易い、ヴォーリズ建築を意識したちょっとレトロな洋風外観。2階両サイドの窓の木製よろい戸は可動で、あおり止め金物もロートアイアンの「本物」
    2、道路側の上げ下げ窓に取り付けた木製よろい戸。あおり止め、フランス落とし等の金物もすべてロートアイアンの「本物」
    3、イメージを大切にしつつコストも気にして、フラワーバルコニー手摺は異形鉄筋を加工したものとした
    4、1階のリビングダイニングルーム。床は能登ヒバフローリング、壁と天井はチャフウォール仕上げ。外壁(そとん壁)、断熱材(CF)と合わせ、「透湿する壁」を実現
    5、傾斜天井とした2階のリビング。丸太梁を露ワシとして、ダイナミックな空間とした
    6、3つあるキッチンの1つは木素材中心に制作したもの。カラーステンレスシンクから引き手ツマミまで厳選し、張り方にも素材感にもこだわったオールドブリックタイルの壁
    7、2階の洗面所は15㎜のモザイクタイル張りで製作

    senri_living.jpg2女さんのリビング
    senri_senmen.JPGモザイクタイル張り洗面
    senri_kitchen.jpg木製オリジナルキッチン
    senri_lever.jpgロートアイアンのハンドル
    所在地
    大阪府吹田市千里山
    地積
    274.29㎡(83.11坪)
    建築面積
    108.51㎡ 建築面積の敷地面積に対する割合 39.57%
    延べ面積
    212.05㎡(64.25坪) 延べ面積の敷地面積に対する割合 77.31%
    階数
    2階建 (1階106.85㎡、2階105.20㎡ )
    工法
    木造在来軸組
    断熱
    セルローズファイバーZ工法
    屋根
    洋瓦葺き
    外壁
    ラスモルタル仕上(白州そとん壁)厚20mm

    <家造りに関わったスタッフ>
    プロデュース:NPO《いい家塾》塾長 釜中 明
    設計監理:アトリエ2馬力 一級建築士 吉田 公彦
    建築施工:有限会社 藤原建築工房
    断熱:有限会社 Zテクニカ