3世代2世帯のための現代の「まちや」
<コンセプト>
核家族化してゆく日本の家庭の中で、先祖から引き継ぎ、伝えてゆくものを大切にしたい。
子どもたちが同じ思いを共有できるような、健康的で人も家も永く生きられる住まいを目指した。
<設計のポイント>
①祖父の思いをつなぐ槙の木の床柱
②育った家の記憶としての丸太梁、書院窓、違い棚、欄間などを再利用
③母世帯と子世帯を分けながら、ゆるやかにつなぐ中庭と和室
④日照のハンデを逆手に取った吹抜や2階のベランダ
<設計者のコメント>
商店街にある表のお店とその倉庫、そして3世代2世帯がつかず離れず暮らせる気持ちのいい家が実現できたのは、
おじいちゃんの思いをこれからの子どもにもつなぎたいという施主の強い「思い」。
「思いをつなぐ」家になったと思います。
所在地 |
大阪府大阪市
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敷地面積 |
178.63㎡ (54.12坪) |
建築面積 |
161.27㎡ (48.86坪) | 階数 |
2階
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工法 |
在来軸組み工法
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断熱 |
セルローズファイバー
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屋根 |
平板瓦葺き |
色 |
そとん壁塗り/金属サイディング張り |
<家造りに関わったスタッフ>
プロデュース:NPO《いい家塾》塾長 釜中 明
設計監理:アトリエ2馬力 吉田公彦
建築施工:株式会社 山本博工務店
断熱:有限会社 Zテクニカ
木材供給:FSC認証 梼原町森林組合