ご挨拶

以前、アスベスト問題や耐震偽装事件が大きな社会問題になりました。
また、シックハウス症候群やマンションなどのコンクリートストレスの恐怖。
ローンが終わる前に建替えなければいけない資産価値のない家や、欠陥住宅など。
問題は「知らない・知らされない」ことに起因していたのです。
そこで、建てる前に「こんな家に住みたい」「いい家とはこんな家です」と自覚してもらう事が解決策だと考えました。
最適な知識や最新の情報を提供し「良品と悪品」を峻別する選択眼を身に付けてもらう場が《いい家塾》です。
私たちは《いい家塾》で体験講座の開催や、健康、命、そして自然を大切に、ほんものの探究活動を行ってまいります。
そして、生活者優先の考えに基づき、使命感に燃え、お役立の心で活動してまいります。

いい家とはどんな家?

「いい家塾」では、いい家の定義をONLY ONEの「住み心地のいい家」と規定いたしました。
住み心地のいい家とは「夏涼しく冬暖かい健康住宅」です。そして、自然素材で造る丈夫で長持ちする家です。
それは、「買う家ではなく造る家」で可能となるのです。

理念

『人は家を造り、住まいは人を創る』〜釜中 明

私たちは「住み心地のいい家」とは、環境立地と建物のハードと「住み方」というソフトに、更に「個質」を満足させることにより「住み心地のいい家」が誕生すると考えている。ここではハードの部分である構造と工法、素材、断熱について考察します。最後に健康住宅の条件は何かをまとめました。

※常識の非常識:思い込んでいた常識が、いかに間違いが多いかを発見してもらいます。

■構造&工法

・高温多湿、低温乾燥の日本の気候風土に、一番人間に適したものは何か。この選択が最重要である。
・構造材としての、木と鉄とコンクリートの長所、短所を比較検討し、住宅として人間に最適なものを選択する。 

1.木造

木造在来軸組工法

  • ・日本の気候風土にマッチしている。mokei.gif
  • ・住む人の心身(健康と安らぎ)に最適。
  • ・丈夫で長持ち。筋交いや金物で補強され、耐震性能が明確。
  • ・増改築が容易。

枠組壁構造:2×4工法

  • ・合板で周囲を囲み開口部が限定され風通しが悪い。
  • ・増改築が困難。

2.鉄骨造 鉄骨&ALC(軽量発泡コンクリート)

  • ・耐久性が問題:20年でボロボロになる。外部メンテナンスを頻繁にする必要がある。
  • ・熱伝導率が一番高いので、夏が暑く冬が寒い:木の熱伝導率0.1としてコンクリート1.4、鉄30である。
  • ・音伝播が一番大きいので、防音、吸音対策が必要。
  • ・ALC:接着剤による漏水の問題。

3.コンクリート造 RC(鉄筋コンクリート)

  <鉄筋コンクリートの宿命とは>

  • ・体の芯から熱を奪い(冷輻射)寿命を縮めるという。木造と比べ10年早死にするといわれている。
  • ・ アルカリ中性化で強度が問題(50〜60年が限度と言われている〜骨材に海砂を使用している、酸性雨や外気の影響)
  • ・結露が多く発生してカビ、ダニによる喘息やアトピーなどの健康障害
  • ・団地、マンション住人に癌患者が木造住人より多い(30年間の調査データーより)
  • ・コストアップ要因〜現場手作業が多く品質管理がしにくい。
  • ・型枠の使い捨て〜環境、資源の問題

■断熱の重要性

 人は約14.5℃以下では何らかの暖房が無ければ生きていけない動物である。その暖房を簡単に安価に 得るための補助が「断熱」である。 dannetsu.gif

「断熱をどうするか」この選択で、人生の明暗が分かれるくらい重要である。
正しい構造と断熱は「いい家」の両輪であると考えている。
真冬の朝6時、外気温はマイナスなのに暖房せずに14℃以上ある家が断熱されているといえる住宅である。
断熱の究極とは「断熱・防音・調湿・耐火・防虫・防カビ・防錆」効果があること。
化学製品で環境と健康を蝕んできた真実を知り、自然素材で 安心快適健康ライフを取り戻そう。
究極の断熱とは断熱、防音、防露、調湿、耐火、防虫、防カビ、防錆各性能が発揮できるもの

セルローズファイバーは地球に優しい断熱材

主原料は新聞残紙だから省資源

新聞残紙等を主原料としたリサイクル商品です。限られた地球の資源を有効利用し、住宅の省エネルギーに貢献します。

乾式製法だから省エネ製造

一般に使用されているガラス繊維断熱材を製造するために使用する製造エネルギーに比べ、約1/5の製造エネルギーでつくることが出来ます。すなわち、リサイクル資源を省エネルギーで提供できる理想の断熱吸音材です。

 セルローズファイバーは人に優しい断熱材

  1. 冷暖房費の節約〜しっかりした断熱性能で、冷暖房費は従来の1/5以下に節約ができます。
  2. 快適な住まい〜お部屋や室内の上下の温度差がなくなり、快適に過ごせます。吸音効果もありますのでプライベートな音の漏れや屋外の騒音の侵入を和らげます。
  3. 健康な住まい〜隙間なく断熱をする事で結露を防止しアレルギーの原因の一つであるカビの発生を抑えます。
  4. 家が長もち〜壁の中での結露は木材の腐朽や建材の劣化の原因です。結露を防ぎ家を長持ちさせます。

■素材

  1. 自然素材〜人と地球に優しい天然素材を使用する。
  2. 化学物質〜合理的であっても健康と命を犠牲にしてまで使用しない。

■健康住宅の条件

 バウビオロギー(Baubiologie)
1.バウビオロギーの意味と目指すもの
 「建築(バウ)と生命(ビオ)と学問(ロゴス)」からなるドイツ語の造語であり、日本語では「建築生物学・生態学と訳されている。
・ バウ(Bau):空間、巣、館、ふるさとの意
・ ビオ(Bio):生命の意
・ ロゴス(Logos):論理、すなわち自然の秩序=調和の意

定義:「住環境と人間との全体的諸関係についての学び」 アントン・シュナイダー(ドイツ)
 肉体と魂と精神を持った人間という生物が、いかに元気に暮らせるか、住環境や地域環境(コミュニティ)といった外界がどれほど人間の健康に重要な役割を演じているかという事に関して目指すべき指針を表している

2.バウビオロギーの考え方による住まい造りのポイント
①地域の自然風土(風の強さ・方向、土地の湿気、積雪量、雨量、方位など)とのバランス
②健康を阻害しない建材の選択と、資源を傷めない建材の選択のバランス
③吸放湿性のある建材による室内の湿気の調和(快適な室内環境の為に)
④空気温度と周壁面温度とのバランス(感覚を麻痺させる一本調子を避ける為に)
⑤断熱と蓄熱のバランス(壁体の性能と配置の検討)
⑥適切な(太陽)熱取得と最小限の熱損失とのバランス(ガラス面の検討)
⑦色彩、照明、自然採光(透過と遮蔽)のバランス
⑧居室における木質系素材と左官系素材のバランス(多様な知覚体験を促す為に)
⑨調和的なプロポーション、フォルム
⑩コスト・バランス(初期投資と運転・維持管理費のバランス)
※参考書籍:「日本で実践するバウビオロギー」 学芸出版